世界遺産春日大社 アクセス 拝観料
春日大社とは、奈良県奈良市にある神社のことで、式内社、二十二社の一社であり全国に約1000社ある春日神社の総本社となっております。また、ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されていることでも有名となっております。主祭神は4柱あり総称して春日神と呼ばれており藤原氏の氏神であると言われております。奈良の平城京に遷都された710年に、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神を春日の御蓋山に遷して祀り春日神としたのが始まりであるとされております。
春日大社の境内についてご紹介したいと思います。本殿は春日造で4棟並んでおり、第一殿に武瓷槌命、第二殿に経津主命、第三殿に天児屋根命、第四殿に比売神が祀られていると言われており、拝殿などはなく一般の参拝者は幣殿の前で初穂科を収めて特別拝観を申込み本殿前の中門から参拝できるようになっております。春日大社の境内はとても広大で、多数の摂末社があり代表的なものとしては、若宮神社、十二社、榎本神社、祓戸神社、一言主神社、金龍神社などがあります。
春日大社に祀られている神々について、少しご紹介していきたいと思います。春日大社の御祭神である武甕槌命、経津主命は、日本を秩序ある国にするためあらゆる神々と交渉し治められたと言われております。また天児屋根命は神事と政治を守り、比売神は天照大神だとも天児屋根の妃神であるとも伝えられているようです。平和と愛の尊い神であり四柱の神々は春日大社の国宝である御本殿に鎮座されており、春日四所明神、春日大明神とされております。
春日大社では、春日ごよみ、はなごよみなどとして年中行事がおこなわれております。また、ご祈願の種類には、初宮詣でお子様が誕生した旨を感謝し将来の健やかな成長をお祈りします。その他、交通安全、七五三、厄除祈願、安産、十三参り、方除け、祖先祭など、さまざまな祈願をされる方がいらっしゃるようです。春日大社は、伊勢神宮や出雲大社などと共にパワースポットとしても知名度が高く、お参りをされる方が多いと言われております。
(アクセス)
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)
約11~15分、「春日大社本殿」下車すぐ または奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分「春日大社表参道」下車、徒歩約10分
春日大社の開門時間は、諸行事の際は変更になる場合がありますが、夏期の4月~9月頃は6:00~18:00まで、冬期の10月~3月頃までは、6:30~17:00までとなっております。拝観料として、本殿の特別参拝は500円、宝物殿は大人(大学生以上)400円、中学高校生は300円、小学生200円、団体20名以上の場合は割引がなされます。駐車場も完備されておりますので、ぜひ奈良県にお立ち寄りの際は春日大社を訪れてみてください。