アメヤ横町は様々な店舗があります。
アメヤ横町は、アメ横の相性で古くから食料品を取り扱う横丁として近隣の住民に親しまれています。近年、国民的な人気を誇る朝のドラマの舞台にもなったことで、観光客も急激に増加しています。アメヤ横町へのアクセスですが、山手線の御徒町もしくは上野駅が最寄り駅となりますが、御徒町で下車した方が、より中心部により近いところにたどり着けます。食料品以外にも、御徒町は宝石店を取り扱う店が多く、問屋町としても機能しています。
そんなアメヤ横町の歴史は戦時中までさかのぼります。元々、長屋の間に商店が点在していた地域だったのですが、戦後になると米軍の物資を横流しする露天や屋台が増えていきました。これがアメヤ横町の始まりで、名前の由来もそこから来ています。その後、違法な店舗が増え無法状態となり、治安も悪化したことで、実業家の指導の下、商店の建て直しが始まりました。これによって、健全で安全な店舗が軒を連ねる様になり、現在のアメヤ横町へと発展したのです。
年末になると、お正月用の食料品を買い求める人が多く訪れるので、1年でアメヤ横町は最も賑いを見せます。そのため、地方の方を中心にアメヤ横町は鮮魚を取り扱う、市場だと勘違いする人もいます。アメヤ横町は、市場と違って一般販売が主なので、誰でも買うことができる上、市場のように値下げ交渉が可能となっており、年末は特に活気あふれるのです。しかし、普段のアメヤ横町は、様々な業種の店舗が軒を連ねており、年末独特の風景だと言えます。
普段は、化粧品店、宝飾店がひしめき合っており、問屋として成り立っている店舗もあるので、一般的に市価より商品を安く購入することができます。アメヤ横町で最もよく見られるのが、菓子店になります。この近隣の菓子店の特徴として、個々で商品を売るのではなく、パックでまとめて売る傾向が見られます。また契約している業者は安く買うことができ、問屋としても機能していいますが、一般の人でも購入することが可能となっています。
その他、ブランド物のバッグや時計を扱うお店も多く軒を連ねています。以前は、露店を中心に、偽物のブランド品が横行していましたが、現在は取り締まりが強化され、本物が並ぶようになりました。また、古くから貿易商も多く店舗を開いていたこともあり、輸入雑貨も数多く並んでいます。最近は、占い師の集う新しいスポットとしてもメディア等に取り上げられており、食料品だけでなく、様々な人が行き交う町として知られています。