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■鳥の子襖紙の種類

新鳥の子（普及品）

上新鳥の子（中級品）

鳥の子（高級品）

手漉き本鳥の子(最高級品）

（画像はイメージです）　　　　　　　　　雁皮紙（がんぴし）は、ジンチョウゲ科の植物である雁皮から作られる和紙です。雁皮の成育は遅く栽培が難しいため、雁皮紙には野生のものの樹皮が用いられます。古代では斐紙や肥紙と呼ばれ、その美しさと風格から紙の王と評される事もありました。繊維は細く短いので緻密で緊密な紙となり、紙肌は滑らかで、赤クリームの自然色（鳥の子色）と独特の好ましい光沢を有しています。丈夫で虫の害にも強いので、古来、貴重な文書や金札に用いられました。日本の羊皮紙と呼ばれることもある様です。

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ふすま障子の成り立ち

襖について調べようと古い文献を含めて探ってみても情報が少ない。古代においての襖の誕生もそれと同じことである。とにかく文献のなかでたどり着けるものを探ってみても霧の中で、九世紀後半ぐらいにまず平安京の天皇の住居であった内裏の御殿に出てくる「障子」が最も古いようなので、その中でも紫宸殿にあった「賢聖障子」と言うものから始めてみる。
まず、「襖ふすま」と言う言葉である。初めは衝立などと共に障子と呼ばれていたが、どうやら格子に組んだ木枠に、白紙を貼っただけのもので、後にこれが「障子」と呼ばれるようになり、やがては「ふすま」「唐紙」で通る様になったらしい。しかし、元は中国からの輸入品なので「唐紙」と呼んでいた模様を刷り出した紙を張ったのを唐紙とよんだのはともかく、この建具には本来は寝具の称であったはずの「ふすま」と言う名をつけ、しかも元々「ふすま」と言う読み方のなかったはずものに「襖」と言う文字を当てた理由を説明したものはない。
そして襖というものが貴族達の中で発展多様化していくのは、おそらく十世紀頃から寝殿造りと呼ぶ、日本独自の住宅様式の発達によるものと考えられるので、この建築様式の成立と変貌を手探りしてみようと思うが、これも寝殿造り自体は教科書に図解入りで紹介されているぐらい有名な割には、その起源や実態もそれほど明らかではない。まして建物内部の建具としての障子の普及、ことに後には当然なことになる、二枚を並べて引き違いにする障子の出来てきた過程については、建築史の先学の論考をたよりにしても、仮説を重ねるしかない。
絵画の中に表れるふすまの姿を具体的にしたいと思って、絵画の中に表れる障子を探してみた。しかし、これも成立までさかのぼるような古い物はなく、十二世紀の「源氏物語絵巻」をはじめとする輪巻物に出てくる程度だが、これも天地30～40ｃｍ程度の余り大きくない絵画の中に描かれている程度で、しかも時に絵空事もあるのだから、実際の大きさや細かな構造までは確かめようもない。
しかし、十四世紀頃までに表に絵画を描いたり、いわゆる唐紙を貼ったりした障子が都の貴族の邸宅から寺院の僧房、さらに地方領主の屋敷まで、次第に普及していった概要は古書からうかがえる。この後14世紀以降には、襖職人の様子や作業風景を描いたものが、わずかではあるが見受けられる。

襖について

注文住宅の購入やお住まいのマンションのリノベーションなどで、和室の検討をされているか方も多いと思います。和室の設備として畳、襖、押し入れ、障子などがあります。その中の襖について調べてみたので参考にして下さい。まず、襖は、部屋の間仕切りで使用されています。構造は、木で組んだ格子状の骨組に和紙を貼り付け絵を描きます。有名なお寺や神社では、古来に制作されて美術品としても価値があり国宝扱いに成っているのもあります。襖のサイズは、オーダーメードが可能です。一般的に流通されているサイズは、幅９０センチ前後・高さ１７０から１８０センチ前後の標準サイズ、これよりも小さいサイズの半襖や大きい丈長などがあります。襖に似ている設備で障子があります。障子は採光を部屋の内側に取り込み部屋をやさしく演出させてくれます。襖は、昔から自分なりの改造が出来る点が楽しみの一つです。引手と呼ばれる材料を丸や四角に変更や、描く絵も寅や山等の自然などでも良いのでそれこそオリジナルの襖が完成されます。最近でしたら、ホームセンターなどで襖用の壁紙なども販売していますので自分で好みの壁紙に張り替え、自分流のオリジナルあふれる部屋が簡単につくれます。少し調べただけでも、多くの情報が得られました。もっと深く知りたい場合は、近くの襖屋さんなどに足を運び話を聞ければ、もっと多くの事が分かるはずです。

兵庫県とおのころ島

兵庫県は、東は大阪・京都の両府に接し、西は鳥取・岡山の両県につづき、北は日本海から南は瀬戸内にまたがり、内海に浮かぶ淡路島もまたこの県に属している。淡路島は、周知のように、イザナギ・イザナミの２神が天浮橋に立って、天矛で滄海をさぐり混沌の中から矛を引き上げた時に、矛先からしたたり落ちる潮が固まって出来たと伝えられる神話の島「おのころ島」で、このことはいわば兵庫県地方が、古代の日本文化を形成した一つの中心地としてかなり重要な位置を占めていたことを物語るものである。また、昭和６年兵庫県明石市西方の洪積台地の海岸から旧石器時代のものとみられる人骨が見つかった。この人骨は洪積世初期の原始人類として有名な「北京原人」にも劣らぬくらい古い時代のものとされ「明石原人」と命名されたが、このことも大阪湾沿岸や播磨平野（現在の大阪府から兵庫県）などがかなり古くから開けていたことを立証すものだろう。