南河内郡河南町の襖(ふすま)の張替えに
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■鳥の子襖紙の種類
新鳥の子(普及品) |
上新鳥の子(中級品) |
鳥の子(高級品) |
手漉き本鳥の子(最高級品) |
襖は、表面部分は和紙で覆われていますが、その内部には襖骨と呼ばれている木材の骨組みがあります。襖骨は格子状に組まれているのですが、1本1本が細いため、長く使用を続けていると格子にズレが生じるようになります。そのズレが大きくなると、襖全体が変形し、開けにくくなったり閉めにくくなったりします。しかしこれは、張替えをすることで解消が可能となります。和紙を襖全体から剥がし、襖骨をバランス良く組み直した上で、もう一度和紙を張るのです。剥がすことで和紙は破れてしまうので、原則として再利用はできず、新しいものを使用することになります。しかし新調することで見た目が美しくなるので、その点も張替えのメリットのひとつと言えます。ただし和紙は、1枚だけでなく何枚も張る必要があります。具体的には、最初に下張りとして3枚ほど糊付けし、その上に受け紙を張り、最後に上張りをすることが一般的となっているのです。少なくとも5枚の和紙を張ることになるので、張替えには多くの手間暇がかかります。また、襖骨をバランス良く組むことも、簡単ではありません。そのため、襖の張替えを受け付けている業者もいます。依頼することで、襖は開閉しやすい美しい状態になります。
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