長野の襖(ふすま)の張替えにスピーディーに対応!!
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■鳥の子襖紙の種類
新鳥の子(普及品) |
上新鳥の子(中級品) |
鳥の子(高級品) |
手漉き本鳥の子(最高級品) |
昔の日本式の家程、和室が多いので襖が多いです。ですが最近のモダンの家であれば洋室が多いのでフローリングばかりで襖など必要ないこともあるでしょう。ですがフローリングは底冷えするので、やはり畳の部屋と襖のある部屋というのは落ち着くものです。ですから外観はモダンの家でも、和室の部屋も欲しいという人はいます。和室がない家であれば、リフォームと同時に襖のある部屋を作るのを考えてみても良いでしょう。ですが、和室の襖も畳同様に年月と共に劣化していくものですから張替えが必要です。何かをこぼしたり、破いたり汚したりといったことがなくても、ホコリなどでいつの間にか色が変化していることもあるので、襖の張替えは行うと良いでしょう。襖が変わるだけで和室そのものも豪華で新しい感じになります。張替えによって今までと違う模様にすることもできますから、それで部屋の感じが明るくなることもあるでしょう。竹、松といった和風のものから洋風の模様まで柄も種類が豊富にありますから、バランスの良い物を選びましょう。そして張替えも慣れていない人が自分で行おうとするとシワが出来たり途中で剥がれたりとうまく張替えができないことが多いです。なので綺麗に仕上げるためにもプロの業者にお願いするのがおすすめです。
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かっては長野県の白川郷には宅3,000戸の合掌造りがあったが、今は年々減少して約180戸を残すのみと成った。合掌造りには、日本人の心のふるさとが有るとよく言われる。しかし、ここにも生活革命の波が押し寄せ、古いものが波甲破壊されてゆくのも、時代の宿命というものだろう。合掌造りは、陸の孤島であったこの地方の人々の生活から生まれた独特の生活様式であった。まずこの地方では、耕地に恵まれないため、分家をさせて土地を与える事が出来なかった。従ってその家屋も30人から100人ぐらいの家族を収容する必要があった。また養蚕のための場所も考えなければならなかった。そして建築資材や労働力も全て地元で賄わなければならなかった。そうした条件をかなえるものとしてつくり出されたのが合掌造りである。ドイツの有名な建築家ブル−ノ・タウトは「構造も理想的、理論的で日本全国を通じて全く独特なもの」と賞賛している。日本古代の「神明造り」に良く似た造りで「笄棟」と称される形は、神明造りの「勝男木」に通じるものである。この建築の最も大きな特徴は、釘やカスガイを一切使わず、クサビの他はすべて「ネソ」と言う粘り強い木を練ったものと縄とで締めくくり。壁は雪で落ちないように板壁を張り、土を使っていないことである。家はまず地面に打ち込まれた自然石の上に柱を建てて潔を組んで1階を作り、その上に合掌をくんである。合掌と合掌潔との接合は、潔にあけた穴に先端を尖らした合掌の根元を指し込んでおくだけの簡単なものである。この接合の方法は固定するよりも強いと言われ、合掌と合掌潔とが組み合わされた形はほぼ三角形になっている。1階の工事は専門の大工の技術が要求されるが、2階から上は村人達の労力によって造られ、用途に応じてそれぞれ次のような名称がついている。
1)おおえ 応接の間。客間で時には家族の団欒にも使われる。
2)末のでい でいは殿。男の家人の寝室で、秋の収穫時には作業場として使用される。
3)中のでい 家長の居室で、大家族制度における家長の地位の高さを示している。
4)奥のでい 仏間で一段高くなっている。白川郷ではかって真宗の盛んなところだったのでその名残があり、立派な仏壇が備えてある。
5)ちょうだ ちょうだは帳台。女の家族の為の部屋。
6)奥のちょうだ ここも女達の部屋。
7)だいどこ 台所。一家の食事部屋で一年中、火を絶やさない。
8)みんじゃ 勝手のことで、大家族の食事を賄う為の大きな炊事道具がある。
9)うすなが 作業場で、冬季の作業に使う唐臼が備えてある。
10)しゃし 取次として使われたり廊下のような部屋で、冬は馬の飼料を作ったり、炉に使うシバや水などが置かれている。
そして、その個々の構造はもとより、その景観が評価され、1976年重要伝統的建造物群保存地区として選定される。 1995年には五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界文化遺産に登録された。