畳の持っている性能について
現在日本の住居において、畳のある部屋というものは徐々に減少してきています。フローリングのみの住居も増えてきており、畳が敷かれている部屋が住居に1部屋だけという住居も少なくはありません。その理由としては、フローリングのみの方が建築費用が安く済むと言う理由です。畳は1枚数十万円することから、住居を建築する際にそれらを敷くことにより、建築費用がさらに高くなるからです。
畳はい草という植物が原材料として使用され作られています。い草を織り込み、畳というものが出来上がります。
日本では古来から畳が多く使用されてきました。それは畳が持っている様々な性能があるから、好んで使用されてきました。日本の四季や環境にあったものであるから、それらは使用されてきたということもできます。
性質は、生活臭を防臭することができることです。現在では、芳香剤などが多種多様に発売され使用されていますが、古来にはそのようなものはありませんでした。しかし、人間が生活していく上ではいつの時代でも臭いというものは存在していました。い草は、そのような臭いを吸収し、空気を清浄化する働きがありました。い草には、バニラに含まれるバニリンや樹木に含まれる成分が含まれており、防臭作用があります。
■畳の毎日の手入れの仕方と畳を取替える時期
畳は毎日のお手入れによって、よりきれいに長持ちします。掃除のポイントは、拭くときには乾いた雑巾を使うことです。濡れた雑巾で拭くと表面の光沢がなくなってしまいますので、掃除機をかけた後に乾いた雑巾で拭いてください。掃除機は畳の目に沿ってゆっくりとかけましょう。丁寧に掃除機をかけることによって、ダニなどの増殖防止になります。また、畳の上には絨毯などを敷かないようにしましょう。畳の呼吸が妨げられて、カビやダニが発生しやすくなります。
次は、梅雨時期の畳の手入れについてです。湿度の高い時は、窓を開けるよりもエアコンで除湿しましょう。もし畳にカビが生えてしまったら、まず始めに、中性洗剤を薄めた液で雑巾を湿らせて拭きましょう。次に、消毒用アルコールを染みこませた布で畳を拭いて殺菌します。カビ取りの手入れで注意すべき点は、掃除機をかけてはいけないということです。カビの胞子は飛び散りやすいので、掃除機によって胞子が家中に広がってしまいます。また、必ず窓は開けておきましょう。
もし、畳に汚れがついてしまったら早めに処置をしましょう。時間が経つと汚れは落ちにくくなってしまいます。インクをこぼしてしまった時は、牛乳で湿らせてから拭き取ります。クレヨンがついた時は、クリームクレンザーをほんの少しだけ乾いた布につけ、そっとこすります。灯油や醤油をこぼした時には、こぼした上に粉末の洗剤・クレンザー・塩・小麦粉などをふりかけ、しっかりと液体を吸い取らせてから掃除機で粉を吸い取り、固く絞った布で何度も拭きます。
畳は、数年に一度は裏返しをしたり、もっと古くなった畳は新しいものと交換したりと、定期的なメンテナンスが必要です。まず、畳の構造からご説明します。編み込んだイグサでできている表面を覆っている部分を畳表(たたみおもて)、芯材にあたる板状のものを畳床(たたみどこ)、縁に付けられた帯状のものを畳縁(たたみべり)といいます。メンテナンスの種類は三つあり、それぞれ裏返し、表替え、新畳といいます。
裏返しの目安は3年から5年の間です。裏返しとは、両面使うことのできる畳表を裏返しにする作業のことです。裏側は日光を受ける量が少ないため、表側よりも色褪せが少ないのです。この時、同時に縁も新しく取り替えます。次は表替えです。目安は7年から8年ほどです。表替えは、畳表と縁を新しいものと交換することです。最後に新畳です。畳を丸ごと新しいものに買い換えることです。10年以上が目安になります。
静岡県の山や海の自然を楽しむ
静岡県には本州でもっとも早く咲くと言われている桜があります。そのため春を先取りすることができ、新しい季節の訪れを感じることができます。この桜は、一般的に知られている桜よりもピンクの色が濃く華やかな印象があります。川沿いの道を覆うようにして咲く桜は、頭上を覆い桜のトンネルができているようです。そして地上には黄色い菜の花が咲き、空の青と黄色とピンクのコントラストの風景を楽しむことができます。この桜は例年2月上旬頃から咲き始めて、3月上旬が見ごろになります。
そして約1ヶ月間にわたって咲くので、人々を長い間楽しませることができます。この桜の歴史は、1955年頃に偶然発見された苗を育てたものです。その後、増殖して現在の桜並木が完成しました。このように静岡県は一足早く春を感じることができますが、それ以外にも山や海といった美しい景観を楽しめます。まず世界遺産に登録された山をいたる場所から見ることができます。静岡県では、数多くの種類の紅白梅が約1000本咲く高台からこの雄大な山を観賞することができます。
静岡県の春の時季は、江戸後期から続く雛人形を吊るした飾りが有名です。当時、雛人形を飾ることができなかったため、和裁細工で作られた人形たちを吊るしたこと始まりになります。次に静岡県は海の幸や景色を満喫することができます。静岡県は数多くの温泉宿がありますが、太平洋に面した立地を活かして入浴できる温泉宿が多いです。それは大海原を見ながら浸ることができ、地平線に沈む夕日を眺めることができます。そして温泉に入りながら海と空の雄大な自然美を体験できる温泉宿が多いです。
静岡県は湾で獲れた新鮮な海の幸を堪能でき、様々な種類の魚介類が獲れます。そして高級魚として有名な魚もあり、年間を通じてあらゆる魚を食べることができます。さらに静岡県でしか食べることができないのが深海魚です。静岡県は深海魚が豊富に獲れることで有名で、それらを食べることができる飲食店があります。このように静岡県は未知の魚を食べることができ、海の醍醐味を堪能することができます。静岡県は一足早く春を感じ、山や海の恵みを満喫するだけではありません。
古都の情緒が漂う街並みを散策したり、歌人や文学者が居住していたと言われている街を巡ることができます。また歴史的建造物が建ち並ぶ場所は、レトロな雰囲気が漂います。そして珍しい自然現象を体験することができるスポットがあり、そこは干潮時には島まで歩いて渡ることができます。静岡県は本州でもっとも早く咲く桜を愛でることができ、一足早く春の訪れを感じることができます。そして花やグルメや温泉を全て満喫でき、大自然を肌で感じることができる県になります。
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