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襖の起源を追うと、最も原始的な形式は開口部を必要に応じて塞ぐことのできるものです。そして屋内の空間を仕切って部屋を作るためには土壁以外に、仮設的で可動的な壁が誕生したのです。そしてそれを開いて出入りができ、また必要に応じて全部取り外し屋内を広く使用することもできるのです。こうした関係から襖は、建築に対して構造的関係はもたないのです。これは畳と共通する点があります。

それは畳が古く円座、菰にはじまって、置き畳へと推移していく過程と襖が共通するのです。つまり源氏物語絵巻などに見る当時の住宅にあっては、畳は高貴の人、あるいは見上の人に対する高座として敷く置き畳として、板敷きの床に一部敷かれていたのです。現在の座布団に相当する役割から進化、発展してきた流れをみると、畳も襖同様に、当時は建築に対して構造的関係はもっていなかったといえます。

襖と同列の屋内空間を装飾装備する道具として、共通的な立場にあったといえます。畳や襖に関しては、置き畳などの敷きつめる段階に入り、近年は住宅産業下における一部勢力となりながらも、住宅建築に関し建築士もしくは大工の多くは畳や襖の制作に関して、畳業者や襖業者に一任し、建築生産の一環として、畳や襖をとらえようとしています。昔は襖の制作に関しては、経師と呼ばれる表具師にその制作が一任されていたのです。

それは襖が建築に対して、構造的関係をもたないからだということは先にも述べましたが、畳についても江戸時代をはじめとした武家社会、あるいはそれ以前の貴族社会にあって畳刺、畳師として、その技術が重宝がられ、時代の推移する昨今にあっても畳、襖、あるいは表具の世界は技術がしっかりと温存され、伝統性の一面を見せています。畳と襖は、日本建築の内部構造、近年ではインテリアを作り出すものという考えもあります。

そして畳と襖は、その歴史に共通性を多く残しており、日本の住宅建築の平面と立体を構成する主力要素として現在の存在価値を高めています。またその調和システムに日本在来住宅の特徴があると言わしめるまでに成長してきているのです。近年における畳と襖がその伝統性を脱却して、建築生産の一環として徐々にではありますが、その立場を見直される傾向は、日本住宅建築の多様化も関係しています。

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柏原市の歴史と文化や柏原市の特徴と柏原市の地形について

柏原市は大阪平野の南東部にあり、大阪府と奈良県の府県境に位置している市です。奈良盆地で集まった大和川が金剛、生駒山地を横断して大阪平野に流れているところに、柏原市の町並みが広がっています。柏原市の面積の3分の2は山が占めています。柏原市の中央部には大和川が流れています。大阪の中心から20キロメートルと近い距離にありますが、緑とたくさんの山が広がり、川が流れるとても自然が豊かな住みやすいところです。
柏原の山庵にはブドウ畑がたくさんあります。羽曳野市もブドウで有名です。ブドウの旬である夏から秋にかけては、各地でブドウ狩りが盛んに行われています。このブドウを使ってワインも作られています。柏原地ワインとして生産され、全国のワイン好きに知られています。昔はこの地域は河内木綿の生産地として有名でした。現在この生産量は減っています。また柏原市は歴史のある町です。各地に残る史跡からその歴史の深さを感じることができます。
柏原の歴史の深さは、3万年ほども前の歴史が各地に残るプレ縄文や縄文、弥生時代の遺跡からわかります。松岳山古墳や玉手山古墳群、高井田横山古墳群などが全国的によく知られています。また奈良時代の舟橋廃寺や田辺廃寺、国分寺や国分尼寺などたくさんの歴史的な建物が残っています。これらの寺の存在から、当時のこの地域がおおきく繁栄していたということがわかります。またこの地域は昔から豊かな自然が注目されていました。それ故戦乱もたくさんありました。
室町時代や戦国時代の柏原市は、この豊かな自然を我が領地にしようとたくさんの戦乱がありました。その後柏原は織田氏、豊臣氏の支配下に置かれました。徳川幕府ができると、この地域に何かがあった際の大阪に対する前衛地として重要な場所とされ、天領として幕府の直接の支配下に置かれました。その後も幾度かの戦乱があり、現在の柏原市の姿になったのは、1704年に行われた大和川の付け替え工事によってです。この工事は大和川をふさぎ、境へ向かう新しい川を作る大きな工事です。
この工事によって以前の大和川のあった土地に田んぼができ、柏原は米や木綿作りが発達しました。木綿は川を使って舟で大阪へと運ばれ、柏原は再び栄えました。柏原には明治22年に鉄道ができ、昭和になると自動車の発展とともに産業道路も開通しました。昭和14年には樫原町と堅上、堅下村が合併しました。昭和31年には樫原町と国分町が合併しました。そして昭和33年に市になりました。柏原市は市民がいきいきとして、にぎわいにあふれている町を目標として、ますますの発展を続けています。

大阪府柏原市について。

柏原市は大阪の都心部からおよそ20キロメートルの距離にあるので、大阪市のベッドタウンになっています。柏原市に本社を置く主な企業にはパナソニックサイクルテックや日鉄住金精密加工、三和化学工業等があります。柏原市内の主な商業施設として、ライフ国分店やイズミヤ玉手店、サンプラザ柏原店等があります。柏原市における金融機関には関西アーバン銀行や大阪シティ信用金庫、りそな銀行等の支店があります。柏原市は中国河南省新郷市と相互交流を深め、1990年に友好都市の提携をしています。イタリア共和国のグロッセート市等とも友好都市の提携をしています。柏原市における公共機関には大阪府警察柏原警察署や柏原羽曳野藤井寺消防組合、藤井寺市柏原市学校給食組合等があります。柏原市は2006年11月に構造改革特区に認定され、小中一貫教育等が実施されています。柏原市では西日本旅客鉄道が運営する関西本線の他、近畿日本鉄道が運営する近鉄大阪線や近鉄道明寺線を利用することができます。柏原市内を循環するバスのきらめき号は無料で利用することができます。名所旧跡には重要文化財の三田家住宅や松岳山古墳等があります。市民健康マラソンや柏原ぶどう狩り等の祭事や催事が盛んに行われています。

大阪府の東部に位置している柏原市は、約７万人の人口数を擁している市です。 八尾市と藤井寺市、羽曳野市などの大阪府の自治体と隣接している柏原市は、奈良県香芝市など、奈良県の自治体とも隣接しています。 柏原市は市の木をコノテガシワに、市の花をツツジに制定しています。 １９５８年１０月に、大阪府内で２５番目の市として誕生した柏原市は、前身の中河内郡柏原町が市制施行したことによって誕生した市です。 大阪市のベッドタウンとして発展してきた地域であり、人口数が増加しました。 柏原市には、鉄道路線のＪＲ関西本線と近鉄大阪線、近鉄道明寺線の３路線が乗り入れています。 柏原駅や法善寺駅、柏原南口駅など、多くの停車駅が柏原市内に置かれています。 路線バスの運行は現在行われていません。 運行されているバスは、市内循環バスのきらめき号のみです。 また、自動車専用道路の西名阪自動車道が通過しており、柏原市には柏原インターチェンジが置かれています。 柏原市は、遺跡や古墳が多い地域です。 松岳山古墳や玉手山古墳群、河内国分寺塔跡、高井田横穴墓群などが挙げられます。 高井田横穴墓群は２００を超える横穴墓のある墓群であり、国によって史跡に指定されています。