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離島を多く抱えた自然が豊かな鹿児島県
鹿児島県は非常に自然が豊かなところです。それは地形と言いますか、離島を多く抱えていて南北に長いことから多様な自然があることに起因してます。鹿児島県本渡のほぼ中心に桜島があります。最初は大隅半島とつながっていませんでしたが大正3年の噴火の際につながりました。鹿児島県は170万人くらいの人口ですが、そのうち鹿児島市内に60万人程度います。後大きな市というと鹿児島市が10万人くらいです。市町村合併で誕生した霧島市は12万人です。薩摩川内氏に10万人くらいです。鹿屋市には大きな肝属川という、志布志湾に流れ込む川があります。川内川は鹿児島県で一番長い川で130kmくらいありますが、東シナ海に流れ込んでいます。桜島は活火山ですから噴火してます。昭和51年、52年、53年は噴火の回数がすごく多て、年間1000回を超えていました。爆発すると、空気振動で窓ガラスが揺れるのです。それで桜島の方を見るわけです。鹿児島県に住んでる方は、噴煙が上がると灰がどちらに流れていくかを見ます。灰が降ると窓を閉めてエアコンを入れたり、掃除の為に水で灰を流したりします。県外の方は、そういう生活の事がわかりませんが、鹿児島県内に住んでる者は、灰がどちらに流れていくかというのは非常に大きな問題なのです。以前、灰が大量に降るときには夜中にサラサラと音が聞こえる時もありました。灰が積もると一面灰色になり、そこを歩くと足跡がずっとついていく。そういう時期もありました。桜島の噴火の回数は最近は減ってきて、ここ数年は50回を割っています。桜島は環境的には非常に大きな自然の発生源です。池田湖は火口湖です。鹿児島は火山地帯ですので、湖はほとんど火口湖です。この池田湖は九州で最も大きい湖で、200m以上深さがあります。トカラ列島は小さな島がありますが、ここは火山列島です。また、鹿児島市内には温泉が多い。銭湯はほとんど温泉です。泉源が鹿児島市内だけで200以上あると言われています。鹿児島県は九州本土の南に位置し、東西に270km南北に600kmあります。離島を多く抱えており細長く面積は9位で、非常に多くの島からなっています。市町村合併以前は、鹿児島県内に96の市町村、100近い市町村がありました。
1つの島でも市町村が2つ、3つあって、細かく分かれていました。今は市町村が合併が進み、半分になりました。もう少しすると40近くに成ると思います。
ウミガメの上陸、産卵は日本一の鹿児島県
鹿児島はウミガメの産卵地でもあります。鹿児島はウミガメの上陸、産卵は日本で一番多い。その中でやはり離島が多く最も多いのは屋久島です。下から3分の1くらいのところに、上屋久町、屋久町とあります。上屋久町は2006年に2000頭を超えています。全部で3500ですので、3分の2弱は屋久島ということです。屋久島の上の西之表、中種子、南種子というのは種子島です。屋久町の下の奄美市から瀬戸内町までが奄美大島です。その下の徳之島、天城、伊仙町が徳之島です。和泊、地名は沖永良部島、一番下が与論島です。屋久町が一番多くて、全国的にも非常に多い所です。鹿児島県は1988年にウミガメの保護条例をつくっています。ウミガメが産卵する場所、砂浜を汚さないようにしましょうという条例です。ウミガメのパトロールも行っています。市町村も加え、毎年6月下旬から8月にかけて2日に一度くらいは海岸を見て歩きます。ウミガメが上陸した跡が残るので、それでウミガメの上陸数を数えています。場所によっては、そこにおいておくことが、問題があれば場所を移して産卵所に持って行って、そこで卵をかえすということを行っています。1頭あたり120〜130個産んで7、8割の卵がかえると言われています。ただ世界的な傾向化もなのかもしれないですが、全体的に減ってきてる傾向にあるようです。奄美の宝による施策というのがありますが、自然共生ネットワーク、環境学習・環境教育、なおかつ自然を大事だと思う心、気持ちを育てて、できればそれを保全するような行動もしてほしい。子供だけではなくて、社会人に対してもそうしたことを徹底していきたいとい気持ちをもってほしい。身近な自然の保全では、身近なところにもきれいなものはたくさんあるのだから、そういうものを大事にしていきましょう。