和紙の畳表もお安くしています。安心の品質と確かな施工で納得いただける仕事をお約束します。

世界の中で日本独自の床材として独自の存在感を持っているのが畳です。畳は表面をイグサで編み込んでいる影響であるのか、落ち着きを求める方やお茶会等を開催する場所には畳であることを求められます。数ある畳の中でも和紙畳は、イグサで編みこまれた畳の欠点を抑えて機能性や湿気への対策等が講じられておりますので、西洋式のフローリングではどうしても落ち着かないという日本人気質をお持ちの方等には大変なご好評を得ております。
弊社の販売致します和紙畳は、次のような特徴を備えております。和紙畳の特徴・その一、カビが生えやすい梅雨時等は畳にとっては過酷な状況下に置かれています。かつては畳を干すという習慣がありましたが、それを都心等に住む環境で実践するのは事実上、非常に困難であると言わなければなりません。ある専門機関の測定によれば、イグサの畳に比較すればカビの発生は無視できるようなレベルであることがわかりました。この実験からも、和紙畳にすることに有効性があると確認出来ました。
また、ダニに対してのアレルギー体質の方や赤ちゃんや小さなお子様、あるいは介護が必要な方々の居住スペースにも、自信を持って和紙畳の導入をオススメ出来ます。和紙畳の特徴・そのニ、和紙畳は色褪せがしにくく、購入したばかりの美しさを長期間維持することが出来ます。弊社の販売します和紙畳に、太陽等に含まれる2年間分の紫外線を照射する実験においても変色や色褪せが見られませんでした。イグサを使用した畳に比較すれば、長持ちすることが容易にわかります。
和紙畳の特徴・その三、誰でも、食べ物や飲み物等を思わず、こぼしてしまう事があるでしょう。イグサを使用した畳の場合、汚れを落とすのは大変です。汚れを落とそうと、ゴシゴシ擦ってみても完全に汚れを拭き取ることが出来ずにしみのような状態になってしまったという、ご経験をお持ちの方も沢山いらっしゃるでしょう。特に、まだ箸やスプーン等をうまく扱えない小さなお子様がいらっしゃる家庭ではその傾向が顕著ではないかと思います。
弊社の販売する和紙畳であれば樹脂コーティング加工されており、しかも撥水性に優れているので、雑巾等で拭くだけで綺麗になります。和紙畳の特徴・その四、イグサを使用した畳に対して対摩擦試験を試みましたところ、和紙畳は約3倍程度の耐久性があることが実験からわかりました。ですから、お子様が和紙畳の上で走り回ったりしても非常に傷みに強いので安心です。ところで、和紙畳はどれくらいの値段をするのか相場がわからないので和紙畳の購入に躊躇される方がいらっしゃるのでは無いかと思いますが、弊社の和紙畳は固定価格ですから安心です。また、和紙畳の交換は1日で完了しますので就寝時間には新しい和紙畳でお休みになれます。

今の畳の原型は平安時代に生まれ、主に公家や貴族が寝床や座る場所などに敷いて使用しています。その光景は平安時代に描かれた絵画(大和絵)で見ることができます。たとえば、床は今で言う板敷のフローリングで、各々の衣装をまとった貴族が座っていたり、横になっている場所に畳が使用されているのがわかります。また、その材料として、畳の本体である畳床はイネ科のわらを乾燥させたもの、畳表はい草の茎を乾燥させたものなど今と同じ材質を利用されていたのです。
現在では、畳床に使用する長いわらが少ないことから主に中国から輸入することが多くなっています。また、洋風の家屋が増えることで畳を使用する機会も減りつつあります。そんな中、注目されているのが美草畳です。この美草畳は、ある化学メーカーが合併をした際に社内融和を進めるために開発した商品です。その美草畳の特徴として、い草畳の持つ特性を持った素材を独自に開発したこと、新たな場面での使用法を提案していることにあります。
その美草畳の素材は、包装材や繊維・文具、プラスチック部品などに使用するポリプロピレンと、天然無機材料の吸湿性炭酸カルシウムです。これは、天然い草畳が持つ風合いや色合い、肌触り、吸湿性などを美草畳で実現するために利用されています。樹脂加工技術を応用した美草畳は、初期の頃、使用して1年程すると美草畳表がヘタヘタになってしまうという問題がおきています。その原因を技術者が調べたところ、弾力性を保つため、い草に似せて加工した溝の表面が潰れやすくなっていることがわかり、美草畳に利用する化学繊維の金型の溝を増やし浅くしたものに変更することで空気層を作り、い草畳と同様の弾力性を実現しています。
また美草畳は、い草畳の吸湿性を実現するために吸湿性カルシウムを使用していて、湿気を調整する機能を備えていることに加え、ポリプロピレンの持つ耐久性、ベースになっている吸湿性カルシウムにより火災になってもダイオキシンなどの有害物質を発生しない特徴を持っています。さらに、美草畳の利点としてダニやカビが発生しにくい、水を吸収しづらい素材なため醤油などをこぼしてもすぐに水拭きでき、こぼし後が残らない、色の変色が殆どない、日本でISO基準に基づき生産している、等があります。
天然のい草畳以上の性能を持つ美草畳は、和室や座敷をもつ旅館・料亭などで使用されています。また美草畳の特徴を生かして家庭でも使用されており、多くのカラーバリエーションを加えたり、フローリングにフロアマットのように小さくした美草畳を好きな場所に敷くこともできます。この美草畳の使い方は、平安時代の貴族たちが板敷の上に畳の原型を敷き、寝床等にしていたことに似ています。美草畳は、畳が生まれてから1000年以上の時を超えて生活や社会の変化に対応した新しい畳と言えるものとなっています。