世界の言語学者が関心する大阪弁の特徴と難しさ
世の中にはありとあらゆる言語があります。その中には、比較的学びやすく、覚えやすいとされる「英語」のような言語もあるのですが、
実は日本語は世界でもっとも難しい言語の一つだとされており、さらに大阪弁は世界一難しい言語であると言われているのです。
たとえば、大阪の言葉というのは、日本のあらゆる方言の中でも最もユニークで複雑なイントネーションを持っており、日本に住んでいる人でも、音韻をしっかり勉強している俳優であっても、そのイントネーションをマネするのはなかなか難しいと言われています。
つまり、関西の言葉は「日本人でさえマスターするのが難しいイントネーションを持つ」ということになるのですが、あたりまえのことですが大阪人はそのことにまったくの無自覚であったりもするのです。
しかし、大阪の言葉が難しい、ということは言語を研究する学者も常々唱えていることであり、世界中のあらゆる言語を方言を巻き込んで習得してきた天才も、「関西弁が最もむずかしかった」と言うことが多かったりするのです。
たとえば、本当の天才というのはその国の言語を1ヶ月で覚えてしまったりします。
日本語も中国語も、アメリカの言葉も、彼らは1ヶ月程度で習得してしまうのですが、そういった人でも、大阪のイントネーションには躓きます。それはなぜかというと、大阪人の話す言葉というのは実は「法則性があったりなかったりする言語」であり、一定の法則性を覚えたとしても、それにあてはまらないイントネーションがまだまだたくさんある、といった言葉なので、大阪の言葉はやはり世界でもっとも難しいものであるのだ、と言われているのです。
大阪人はそういったことを何も考えずにその言葉を使っているのですが、やはり言語学者などは、そのイントネーションと語尾の複雑な変化に頭を抱えがちです。、大阪という街に育つことでその複雑な語尾の変化をしっかりと習得しているのですが、実はこれは世界中の学者からすると驚くべきことであり、大阪人は一部の言語学者たちから、奇異と賞賛の目で見られています。つまり、大阪の人びとは世界中のどの国の人よりも難しい言語を使いこなしている、という風に見られており、大阪人の言葉は、世界各国の天才の間でも「難しい」と言われているのです。
改めて大阪弁を考えてみると、なるほど難しいのかなと思いますね。
テレビなどで他地域の人が使うと不自然さが、どうしても出ますから。