浜松市南区の襖(ふすま)の張替えに
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■鳥の子襖紙の種類
新鳥の子(普及品) |
上新鳥の子(中級品) |
鳥の子(高級品) |
手漉き本鳥の子(最高級品) |
日本で製造される代表的な紙の種類に、「杉原紙」、「奉書紙」、「鳥の子紙」、「吉野紙」、「美濃紙」などがあります。中でも「鳥の子紙」は、雁皮を原料としているので虫害にあいにくく保存性も大変高いため、古来から永久保存を目的と舌書類などにも多く用いられています。紙の質はなめらかで文字も書きやすいことから「紙の王様」として日本では珍重されてきました。「鳥の子紙」の名前の由来は、雁皮を晒した色がちょうど鳥の子供のように淡い黄色をしていることからつけられたと云われております。この「鳥の子紙」を用いた襖紙が「鳥の子襖紙」です。
ひとくちに「鳥の子襖紙」、といってもその種類は製造法からグレードが分れています。もっとも安価で総ての工程を機械で一貫生産されているものが「新鳥の子襖紙」、漉きが機械で行われており、比較的低価格のため一般的に普及品とされているのが「上新鳥の子襖紙」、機械で漉くがその工程にさまざまな技術が用いられておりもっとも手漉きに近い風合いに仕上がっているのが「鳥の子襖紙」、そして本来手漉き雁皮を指し、落ち着いた上質の光沢を持つとされ、鳥の子襖紙の中でも最上級品と位置づけられているのが「本鳥の子襖紙」です。非常に高価なため現在では生産量も少なく、「上新鳥の子襖紙」に比べて普及率は低いといってよいでしょう。
丈夫な「鳥の子襖紙」を使用した襖の耐久性ですが、襖は一般的にリフォーム(張替え)の周期は4年に一度とされています。もちろん汚れや破れ、日焼け、はがれなどが目立っているようであれば都度リフォームをした方が良いでしょう。その際は、柄や材質などを専門業者に提案してもらうのが一般的です。希望の色、予算などあらかじめ提示しておきます。店舗に足を運んで、実際の「鳥の子襖紙」の色模様や品質を見て判断することも大切です。自身のイメージにぴったりあったものを選んで襖にする喜びは日本人に生まれた喜びと云っても言いすぎではありません。「鳥の子襖紙」の自然な風合いは和洋問わず、日本家屋に四季の彩りをあたえてくれます。
「鳥の子襖紙」を使用した襖において、リフォーム以外の普段のメンテナンスで気をつけることは、「引き手」です。この引き手周辺は普段の使用で手垢がつきやすくて一番汚れやすい部分です。消しゴムでこすると軽い手垢汚れなら落とすことが出来ます。そしてリフォームの機会に取り替えるようにしましょう。襖のすべりは敷居にロウなどを塗れば改善できます。「鳥の子襖紙」についたほこりなどはハタキで軽く払います。縁(ふち)や引き手は乾拭きし、敷居にたまったゴミなどは爪楊枝で取り除くようにします。
「鳥の子襖紙」の張替えについて、プロに依頼すれば一般家庭の平均的な襖でもそこそこの費用は発生します。もちろん、経費節減を考えて、プロの手を頼まず自分でDIYで張り替える方法もあります。簡易的にアイロンで貼る方法や接着糊がついているものなどは手早く行うには少々テクニックが必要で耐久性にも劣ります。よく考えてもましょう。
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人口約10万人の浜松市南区は、遠州灘海浜公園をはじめ公園が多く、生活や余暇の中で自然に親しむことができる、環境の良さが魅力的です。区役所のある五島地区は、遠州灘や天竜川の河口に位置していて、田畑が多く、田園風景が拡がっています。
浜松市南区に唯一ある駅が、JR東海・東海道本線の高塚駅で、駅周辺には事業所や商業施設が点在しています。高塚駅から浜松駅まで電車で、5分ほどでアクセスできるので、通勤通学も便利と言えるでしょう。区域内には、国道1号・国道150号・国道257号や県道竜洋舞阪線が通っていて、車の移動においても東西交通に恵まれています。
浜松市南区の本社を置くのが、四輪車および二輪車のメーカーのスズキであり、国内だけでなく海外でも業績を伸ばしています。そのほか自動車用内装皮革の最大手の共和レザーや工作機械メーカーのエンシュウ、物流業者のハマキョウレックスと言った、東証一部上場企業の本社が区内にあります。
浜松市南区にある市内有数の観光地の中田島砂丘では、アカウミガメや多くの種類の野鳥、海浜植物の群落などの観察が楽しみです。映画やテレビのロケ地としても注目され、年間を通じて安定した気候と言うメリットもあり、関係者からの評判も高いようです。
浜松市南区の第一次産業では、砂地を活かした「エシャレット」の栽培が盛んに行われ、たまねぎにさつまいもや水稲などの産地としても有名です。また、遊休農地を市民農園や体験農園として活用する取り組みが行われているので、気になる人は浜松市役所産業部農業振興課に問い合わせてみてください。