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襖の前で演技をしています

あるお寺に入って襖を開けると、そこには屏風がありました。それは俵屋宗達筆の風神雷神図屏風です。屏風の両側に風神と雷神が向かい合って描かれていて、とても迫力があります。そして、襖の目の前に1人の俳優が座っています。その俳優の名前は西村和彦で、尾形光琳役として出演しているところです。尾形光琳は襖の前から風神雷神図屏風の前まで移動して番組がスタートします。尾形光琳の実家は高級呉服商を営んでいた雁金屋というお店です。番組中では襖が開かれた部屋で、光琳の父尾形宗謙と従業員らしき町人が着物の柄を眺めながら会議をしていました。そして、光琳は別の部屋で、愛人に膝枕をしてもらって、寝そべっています。そのとき襖が開いて別の愛人が入ってきました。2人の愛人に襖の前で問い詰められた光琳は、襖を開けて逃げるように部屋を出て行ってしまいました。光琳はそのまま父宗謙と従業員がいる部屋を通り抜けようとしましたが、襖の前で従業員に呼び止められます。しかし、光琳は「用事がある。」と言ってから出ていきました。その様子を襖の前で座りながら見ていた父宗謙は、大きなため息をつきます。父宗謙にとって光琳の存在は悩みの種になっているようです。

畳は日本に古くからある建具のひとつ

日本に古くからある建具の一つに畳があります。畳はイグサを用いて作られていて、香りの良さも人気の要因の一つとなっています。最近では洋風建築が日本でも主流となっていて、多くの家庭で畳の代わりにフローリングが利用されるようになっています。畳を利用する和室が住宅内に一部屋もない住宅もあります。しかし、最近では日本に古くから伝わる住宅の人気が再燃してきています。そのため、畳の需要も高くなっているのです。畳を利用するメリットには様々なものがありますが、最大のメリットは張り替えが出来るという点です。畳を継続的に利用すれば、当然ですが経年劣化をします。イグサで出来ていますから、擦り切れてしまう事もあります。フローリングの場合は、傷がついてしまって交換になると大仕事になってしまいます。また、自分で交換をする事も出来ませんが、畳であればすぐに交換する事が出来ますし、自分で交換をする事も出来ます。また、畳はフローリングと違って、非常にクッション性が高いのも特徴的です。そのため、小さな子供が転んでもそのダメージを減少させる事が出来ますし、膝や足の悪い方にも優しいのです。非常に魅力の多い畳ですから、見直されてきているのは当然と言えるでしょう。

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宮崎の気候と風土

宮崎県には、西都市の西都原古墳群をはじめとして県何内に2000以上の古墳があることからも分かるように、この地は早くから開けた地域であった。言わば日本古代文化発祥地の一つであった。中央の政権と結びついたのは、大化の改新以後ｍ西都市の三宅に国司が置かれてからである。12世紀以降は伊東・士持・島津氏らの攻防が繰り返され、天正15年（1587年）秀吉の九州統一後は延岡・高鍋・佐土原・飫肥などの小藩や天領が分立した。これらの旧小藩が統合され宮崎県が誕生した。県庁所在地は、いずれの旧城下町でも勢力争いのもとになるので城下町どころか集落さえなかった現在の地が選ばれたのであった。

宮崎県は東部は太平洋の日向灘に面し北部および西部は北東から南西に走る九州山地、南西部は霧島火山群によって画されている。このような地理的条件の為全般的な県民性は自主独立性が強く進取の気風には乏しい面があった。このような孤立性の為に、風俗、習慣、郷土芸能、伝説など民俗学的にも貴重な資料が良く保存されていて、中でも九州山地の真っただ中にある高千穂、椎葉、西米良など秘境とされる地方は民俗資料の宝庫である。
宮崎県には、国立公園が一つ国定公園が四つあり、それぞれ特色があり豊富な観光資源と成っている。
県西部、鹿児島県との境にある霧島屋久国立公園霧島地区は、霧島火山群を主体とする地域で韓国岳・高千穂峰をはじめとする高山が峰を連れ火口湖が神秘の水を湛えている。中腹には広大なえびの高原が広がり、温泉が湧出している。
宮崎県は総面積の70％以上が山地によって占められている。北部には祖母山を最高峰とする祖母山塊が南に三方山塊がそして市房山塊があり秘境地帯を形成している。そして霧島山火山群から都城盆地をはさんでその鰐塚山塊・鵜戸山塊が南北に横たわり。山塊は海にまでせまり奇岩怪石の日南海岸を形成している。
これらの山塊が北からの季節風を防ぎ東方の太平洋の温暖な黒潮の恩恵もあり、年間の平均気温は16〜17度となり温暖な気候を保っている。太陽と黒潮がもたらす高温多雨な気候は植物の成長を促進して豊かな農作物に恵まれている。