大阪の御堂筋銀杏並木と御堂筋線路線図

大阪市のメインストリートであり、様々なイベントが開催される目抜き通りをいえば、御堂筋です。
御堂筋は、JR大阪駅前から淀屋橋や本町、心斎橋を経て南海難波駅前に至る幹線道路であり、梅田界隈を中心とした「キタ」と、難波や心斎橋を中心とする「ミナミ」を結んでいます。全長約4km、幅約44m、4車線と2緩速車線の6車線で構成されている御堂筋には、本車線と緩速車線の間と、両側の歩道に銀杏が列植されており、秋の銀杏が色付く頃には見事な景観を呈します。この銀杏並木は1937年(昭和12年)の御堂筋完成のときに植えられ、現在は大阪府の指定文化財となっています。
その景観の素晴らしさから、1989年(平成元年)に府民投票によって大阪みどりの百選に選ばれています。御堂筋の壮大な景観を生み出しているのは、銀杏並木だけではありません。電柱の地中化や、淀屋橋から難波までの区間で毎年樹齢に至ったイチョウを新しく植え替えたり、歩道の所々に配置された彫刻作品などが御堂筋の景観をいっそう引き立てています。この彫刻作品は、詩人・彫刻家の高村光太郎氏や、『考える人』などで有名なフランスの彫刻家オーギュスト・ロダン氏の作品も含まれており、御堂筋を行き交う人々への身近な芸術となっています。また、近年は銀杏の匂いの問題もあり、雄株が植えられるようになっていますが、文化や風情を損なうということで賛否両論が出ています。
しかし、11月下旬から12月上旬にかけ色付く銀杏が御堂筋を金色に染める景色は圧巻であり、大阪のイベント開催地としても親しまれています。御堂筋を歩行者天国にし、ミニコンサートや物産展、スポーツイベント、有名人の対談等が行われる2008年から始まった「御堂筋kappo」や、冬には銀杏並木や建物をライトアップするイルミネーションイベントも開催されたり、はたまたデモ運動の場所になったりもします。まさに大阪市民の交通だけでなく、交流などの場としても機能しています。また、大阪市営地下鉄御堂筋線が御堂筋に沿って南北に伸びており、大阪市民の足としてだけでなく、ビジネスマンや観光客などが毎日のように利用して活気に溢れる街になっています。大阪を始めて訪れる人は、地下鉄から地上に出たときに目に入ってくる御堂筋の銀杏並木に目を奪われることは想像にかたくありません。大阪市の心臓部を繋ぐ幹線道路として、そして見事な景観をたたえる並木道として、ときには市民のイベント場所として、御堂筋は大きな役割を担っている魅力あふれるメインストリートです。
 (市営地下鉄御堂筋線 路線図)
吹田市江坂から大阪市内を縦断して堺市北区の中百舌鳥まで走っています。
江坂→ 東三国→ 新大阪→ 西中島南方→

中津→ 梅田→ 淀屋橋→ 本町→ 心斎橋→

なんば→ 大国町→ 動物園前→ 天王寺→

昭和町→ 西田辺→ 長居→ あびこ→ 北花田→

新金岡→ なかもず

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