燃料高騰の中、ガソリン価格比較サイトがあります
古い話ですが、昭和48年のオイルショックの時には自分はまだ学生でしたが、待望の運転免許を取って大手の系列のガソリンスタンドでアルバイトをしていました。自動車のことを実践で手っ取り早く覚えられると思ったからです。 ところがアルバイトに入って間もなくオイルショックと言うものが起こりました。特にその時のガソリン不足と消耗品などの品不足は相当なもので、大きな社会問題に成ったことはご存知の方は多いと思います。当時の中東のイスラエルと周辺のアラブ諸国との第4次中東戦争の勃発で、石油輸出国機構の内、アラブ産油国の石油の一斉値上げに端を発したものです。日本の社会にとってのインパクトは相当なもので、消費者物価指数が24%もはね上がり、反動で戦後初めてGNP(国民総生産)が▲1.2%とマイナス成長と成り、それまでの驚異的な高度成長経済は終わりを告げました。 それからの数年間は職を探す学生にとって今思い出しても非常に厳しい就職難を経験しました。 話をガソリンスタンドに戻します。当時の石油販売会社はガソリン価格の上昇を煽っていたように見えました。自分がアルバイトをしていたスタンドの、その売り渋りはひどいもので一見さんには土下座をされても売りませんでした。在庫は確かに有りましたが・・・・。 自分自身は、自分の車のガソリンや家で使う灯油には困らなかったので、個人的にはガソリンスタンドでのアルバイトは非常に助かりましたが、大人社会の狡さを少し垣間見た気がしました。 当時は後数十年で石油は枯渇する。とまことしやかに囁かれていました。あれから40年近く経ちましたが、まだ原油はありますよね。 そして現在、中東諸国の政情の不安定などによる原油の値上がりに円安の影響などで、今またガソリン代の値上がりが続いていますね。40年前はノーブランドのガソリンスタンドは、非常に粗悪なガソリンを売っているとか言われ、これらのスタンドでのガソリン購入には敬遠気味でしたが、今は割りと抵抗無くノーブランドのガソリンスタンドでも入れる事が出来ますね。ノーブランドのセルフスタンドも多く見受けられます。 商社を通じて余剰ガソリンを比較的やすく仕入れているようです。 そしてNHKや民放でも紹介されていましたが、全国のガソリンスタンドの価格動向をリアルタイムで紹介するウェブサイトが有ります。 gogo.gs ガソリン価格比較 http://gogo.gs/ 全国の情報提供者から集まってくるリアルタイムの価格情報を紹介しているそうですが、天気予報のサイトなどで使われている手法ですね。非常に面白いと思います。 また大手の系列による販売店の購入先制限も公正取引委員会から注意を受けているようです。消費者としては、健全な価格競争が為され適正な価格で買うことが出来ることを切に希望します。 |