2013年の天神祭 奉納花火の日程と見物場所を調べました。
天神祭りと言えば、全国の天満宮で菅原道真の命日にちなんで開催される縁日ですが、 中でも大阪天満宮の天神祭りは縁日の規模を超えた、とても大規模なお祭りで、難波(なにわ)の夏の大イベントです。1000年以上も続いており、
7月24日が宵宮、25日が本宮で陸渡御・船渡御・奉納花火などが繰り広げられます。
京都の祇園祭、東京の神田祭にならんで、日本三大祭りのひとつに数えられます。
天神祭り本宮の夜には、大川をたくさんの船が行き交う大一番の船渡御が行われ、 約4000発もの奉納花火が打ち上げられます。
日程 2013年7月25日 19時から21時まで
見物スポット 桜の宮公園に屋台などが多く出てお祭り気分満点ですが
都島橋と飛翔橋の両岸当たりが穴場だそうです。
この花火の大迫力とその綺麗な光景は、非常に素晴らしく理屈抜きで感動します。この花火と船のかがり火とを見に毎年130万人もの人々が訪れ、天神祭り本宮の一夜を楽しみます。
この奉納花火では、毎年の新作花火はもちろん、 天神様にちなんで梅鉢の形に開く、天神祭りオリジナルの花火が打ち上げられることでも有名です。 紅梅と名付けられ、天神祭り奉納花火の象徴とも言われるそのオリジナル花火は、オープニングを飾ります。
大阪の天神祭りでしか見られないだけあって
、ガイドブックやインターネットサイトにも花火の見所として紹介されているほどです。
そして 陸渡御は船渡御の乗船場までを3000人もの行列で練り歩きます。催太鼓を先頭に猿田彦、神鉾、地車、獅子舞、稚児等が 行列をなして行き、最後に神輿が通ります。そして乗船場に着くと、船渡御に参加する講社と呼ばれる団体が船に乗り込み、
水上パレードが始まるのです。この船渡御ですれ違う船から聞こえるのが、浪速の商人には欠かせない大阪締めです。
ここには書ききれないほど、天神祭りの宵宮と本宮の2日間は神事等イベントがぎっしり詰まっています。それらを支えるのが講社という団体と、ボランティアです。特にダストバスターズというボランティア団体が天神祭りの美化を守っており、ゴミ箱の設置や清掃などに奔走しています。天神祭りは一般客として参加するだけでなく、このように講社やボランティアとして参加することも楽しみ方のひとつと言えます。
大阪の夏を彩る「火と水の祭」天神祭りは、大阪中の熱気を2日間に凝縮したような熱い祭です。その1000年もの歴史の中では、戦乱や伝染病のために天神祭りそのものの中止を余儀なくされることも度々ありましたが、それでも現代まで継承され、なおかつ現代に必要なパワーも加えながら続いてきました。これから先もずっと伝統を継承し、必要なものを加えながら、進化した天神祭りを見ていきたいものです。
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