有馬は泊まらなくても一日で大満足、
関西の奥座敷・有馬温泉街の魅力とは

有馬温泉と言えば、太閤豊臣秀吉の時代から関西の奥座敷として知られ、数々の有名旅館が名を連ねる立派な温泉町です。 それゆえ、リーズナブルに宿泊できるところはほとんどなくどこも高級旅館で、なかなか簡単には一泊できない温泉町といえます。しかし、最近の有馬は昔とは随分趣が違ってきています。どちらかといえば年配の人向けだったのが、若者にも行きやすい場所になってきているのです。それは、町をぶらぶら散歩してみるとよくわかります。
まず、有馬温泉街はとても小さく、迷路のように入り組んだ路地があちこちにあって迷子になりそうな感じです。しかし、適当な路地から入って好きなようにぶらぶらしても、町がすり鉢状なので、すり鉢の底に向かって坂を下っていけばやがて町の中心地である駅にたどりつくという、観光客には非常に便利な構造になっています。 私も何度か行きましたが、観光案内所にある地図などはじっくり見たことがありません。見なくても絶対迷子にならないからです。
そして、かえって地図など見ないほうが楽しめるのです。おもちゃ箱のような町をうろうろして、こんな所にこんな喫茶店がある、こんな雑貨屋さんがあるなどと探検しながら散歩するのが本当に楽しいのです。 途中で足湯につかったり、おもちゃのミュージアムをのぞいたり、温泉まんじゅうを食べたり、猿回しの大道芸を楽しんだり、伝統工芸の品々をじっくり見たりと、ただぶらぶらしていても決して退屈しないのが有馬温泉街の魅力といえます。
そして、泊まらなくても日帰り入浴ができる施設が充実しているのも有馬の嬉しいところです。 高級旅館で昼食付き日帰り入浴プランを提供しているところがあるので、そこで豪華な懐石料理を食べながらゆっくり温泉につかって優雅な気分を満喫するのもいいものです。また、比較的リーズナブルな値段の公共入浴施設でいろいろなタイプのお風呂に入って、温泉に心ゆくまでつかるのもいいと思います。公共入浴施設といっても、リニューアルして非常に満足度の高いレベルになっていて大人気です。
有馬温泉の魅力としてもう一つ忘れてはならないのが自然の美しさです。坂を登りきった所にある瑞法寺公園の桜と紅葉のすばらしさは有名ですが、有馬温泉駅のすぐそばにあるしだれ桜の美しさもそれはそれは見事です。関西の中心地から車で2時間以内でありながら、このような自然がそのまま残されているのも有馬の魅力といえます。おもちゃ箱のようにいろいろな魅力がコンパクトに詰まっていて、泊まらなくても一日で十分満足できるのが有馬です。

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