大阪観光地めぐり案内 大阪市住吉区の有形民族文化財のお地蔵様

大阪といえば食道楽のイメージが強く、お好み焼きやたこ焼きなどおいしいものをたらふく食べたいという気持ちにさせられますが、せっかく行くのでしたらやはり観光地をめぐってみてほしいです。
例えば大阪市でしたらいくつも有形民俗文化財があります。それらをめぐる旅をするのも面白いです。大阪市の住吉区は中世から近世にかけて宗教都市でした。それゆえに特徴のある石造文化財が残されています。
そのうちの1つはお地蔵様です。有形民俗文化財ですが、このお地蔵さまは閻魔の形をしていて、胸には杓を持っています。地蔵が閻魔に化身したものだと言われています。石に半分だけ彫り出ししてあり、高さは約120センチ弱あります。六道救済の地蔵尊として地蔵盆の行事も行われていますが、なんとこちらの地蔵は天文7年という銘が入っていることから石仏としてもとても貴重なものなのです。こちらでは本堂の後ろにまわってその壁をなでながら願い事をすると叶うといわれています。
また同じ大阪市住吉区にある別の仏さまも評判です。こちらは小さなお堂に祭られている13の仏さまです。等身大で丸彫りになっています。製作されたのが江戸時代中期頃とされていまして、近世の大阪における大規模石像の建立としても貴重とされています。この仏さまたちは当然1体1体が違うお顔をされていますのでそれを見比べてみるのも良いです。これらはこの世における安穏とその後の極楽往生を願ったものだとされています。
また大阪市のメインストリートには世界的にも1級品といえる彫刻が29も並んでいます。最初に見える彫刻は手を組んでダンスをする2人の少女、次は女性の彫刻家が休憩しているものなど実に見ごたえがあります。設置された年はそれぞれ違い、一番早く設置されたもので平成4年、一番最近の設置は平成21年のものです。平成6年頃に一番多く設置されています。
このストリートは大阪市の中心部を南北に縦断しています。この彫刻たち以外でもこちらの象徴とも言うべきイチョウをイルミネーションで美しく演出するということが行われています。ちょうど12月から翌年1月半ば過ぎまで毎日夕方5時頃から夜の11時頃までやっていますので、一見の価値ありです。来場者が記念に撮影できるスポットも設けられていて、公募で選ばれた光のオブジェが展示されていますのでそれと一緒に思い出の写真を撮ることができます。オブジェは毎年変わりますので、それを毎回撮っていくのも面白いです。
大阪は食べ物だけではなく、大阪ならではのイベントなどもありますので大いに楽しんでください。


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