奈良県明日香古墳 アクセス案内

関西に住んではいるものの、これまで明日香古墳には足を向けたことはなかった。明日香古墳が存在する明日香村は奈良を越えたところにある。奈良には東大寺をはじめとする観光名所が多くあり、駅から降りての散策にも程よい距離であり、どうしてもそちらに足を向けてしまう。明日香古墳へ行く場合は、まず散策ルートの組み立てから始めなければならず少々億劫である、これまでに教科書で目にしたことはあるが、なかなか訪れてみようという思い切りが出ないのが明日香古墳であった。
その思いが覆されたのが、奈良の葛城山に上ったときであった。奈良の葛城山は、近鉄の御所駅からバス、そしてハイキングかロープウェイに乗って山頂までたどりつくことができる。初夏の季節にはつつじが見事だそうだ。その山頂から見渡したとき、眼下には大和三山(天香具山、耳成山、畝傍山)があり、広大な平野が広がっていた。明日香古墳の時代には、このあたりに藤原京があり、いまとはまた違った栄えを見せていたことだろう。そんな光景を目にして、ここにはどんなものがあるのだろうか、と思ったのだった。
明日香の地を散策するには、近畿日本鉄道吉野線の明日香駅が最寄りである。(観光でバスを使う場合は、橿原神宮駅で下車したほうが本数が多い。)おすすめの飛鳥古墳散策コースは、橿原神宮駅で下車し、甘樫丘展望台、亀石、文武・持統天皇陵、飛鳥歴史公園館、高松塚古墳壁画館、西展望台、岡寺を抜け岡寺駅へとたどるコースである。明日香古墳のなかでも壁画で有名な高松塚古墳をじっくりみることができる。古墳はこんもり盛り土がされている程度であるが、壁画が保存されている資料館が併設されている。
高松塚古墳は明日香古墳の中でもその壁画で有名であった。1972年に保存状態の非常によい極彩色の壁画が発見された際には、数々のメディアで話題となった。古墳は1973年には特別史跡に指定され、壁画は1974年に国宝に指定された。我々が教科書などで目にする、あの有名な飛鳥時代の女性たちが描かれた壁画である。女性たちのほかにも、四つの方位を守る白虎や朱雀が壁に描かれており、明日香古墳の中でも群を抜いて有名な壁画であった。
明日香古墳にはほかにもキトラ古墳などもあり、ここでも四つの方位を守護する1白虎、朱雀、玄武などが描かれた壁画が発見されている。(しかしながらカビの発生によりはぎとられて保存されているようだ。)明日香古墳は交通の便が決して良くはないが、見るべき価値を持つ史跡が沢山ある。ホームページなどで事前に除法入手して自らの散策プランをたてて、天候のよい季節に自転車でも借りて明日香古墳をゆっくり回ってみてはいかがでしょうか。

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