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ＨＯＮＤＡ本田はＡＣミランで活躍するか
ACミランは、1899年に設立されたイタリアのプロサッカーチームです。正式名称は、「Associazione Calcio Milan s.p.A」（アッソチャツィオーネ・カルチョ・ミラン）です。本拠地はイタリアのミラノで、ホームスタジアムは「サンシーロ（スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ）」です。チームカラーは赤と黒で、そこから「ロッソ・ネロ」という愛称がついています。また、イタリア語で「悪魔」を意味する「ディアボロ」という呼び名もあります。
ACミランは世界有数のタイトル獲得数を誇るチームです。国内では、セリエA優勝（スクデット）は18回、コッパ・イタリアが5回、スーペルコッパ・イタリアーナが6回と、数多くの優勝を成し遂げています。また、国際タイトルも数多く獲得しており、主なものでは、FIFAクラブワールドカップ（1回）、UEFAチャンピオンズリーグ（7回）などがあります。ちなみに、UEFAチャンピオンズリーグの優勝回数は、歴代2位の記録となっています。
ACミランが本拠地としているミラノには、同じ町の同じスタジアムを本拠地とするインテルというチームがあり、ACミランとインテルはライバル関係にあります。両チームの対戦は「ミラノダービー」と呼ばれ、ミラノの町を二分する盛り上がりを見せます。両チームとも多くのタイトルを獲得しており、有名選手も数多く在籍しているため、「ミラノダービー」は、同じ本拠地を舞台とするローカルダービーでありながら、国内をはじめ国際的に注目を浴びるナショナルダービーマッチでもあります。
ACミランがビッグクラブとして大きく成長した背景には、のちにイタリア首相を務めるベルルスコーニが1986年にクラブを買収して会長に就任したことがあります。ベルルスコーニは、有力選手を大量に補強して、それまで低迷していたACミランの成績を回復させたといわれています。そして、1980年代の終わりから、1990年代の前半までは、ACミランの黄金期と呼ばれるような強さを発揮し、数多くのタイトルを獲得しました。
セリエA2013－14シーズンのACミランは、シーズン中盤でリーグ中位に低迷していました。そこで、2014年の冬の移籍で日本人選手の本田圭佑を獲得しました。本田選手はACミランの背番号10番を背負い、歴史と伝統のあるクラブの復権を誓ってプレーすることになりました。また、ライバルチームであるインテルには長友佑都選手が所属しているので、日本人選手同士が対決する「ミラノダービー」が実現するかもしれません。そのため、ACミランは現在最も日本人に注目されているサッカークラブと言えます。がんばれＨＯＮＤＡ！
