京都市醍醐寺桜の魅力 アクセス
日本にはそれぞれ、春・夏・秋・冬という四季があります。各季節毎に、それぞれの音があり色があり匂いがあり、旬の味があります。私達は、この日本に生まれて、それらを全身(5感)で感じる事ができます。その中でも今回は、日本の花の代表である“桜”にスポットライトを当てていきたいと思います。日本には桜の名所と呼ばれる場所がいくつかありますが、その中でも有名なのが、古都、京都が挙げられます。京都には古い建造物も多く、歴史と文化を感じられます。
そんな情緒あふれる京都での桜の名所と言えば、“京都市醍醐寺桜”ではないでしょうか。京都市醍醐寺桜は、“花の醍醐”とも言われており、春の桜でとても有名です。毎年、桜の季節を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。日本人であれば、誰もが一度は愛でたいと思えるほど美しく、荘厳さとともに、優美なる時間を過ごす事ができるでしょう。醍醐寺は、平成6年の12月に、世界文化遺産に登録されており、海外からの観光客も大変多く訪れる場所です。
京都市醍醐寺桜といえば、豊臣秀吉の“醍醐の花見”が開催された寺としても有名です。しかし、もともと桜の名所ではなく、秀吉が気まぐれに“この地で花見がしたい”と言いだしたのが始まりで、桜の見頃の僅か数か月の間に、およそ700本の桜を移植して、花見の会場にしたと言われています。現在、醍醐寺にある建物の多くは、その花見の為に築造されています。三宝院唐門と表書院もその際に建てられた国宝建造物であるとの事です。京都市醍醐寺桜は、秀吉ととても縁があるという事も、有名な話です。
桜の名所ランキングでも、必ず上位に入る京都市醍醐寺桜を、毎年楽しみにしている人は多くいると思います。では、いつ頃が見ごろなのか?京都市醍醐寺桜の見頃や催しなどを事前に確認しておくと、十分に花見を満喫する事ができます。京都市醍醐寺桜はだいたい3月末に桜の花がほころび始めます。そして4月には満開に咲き誇り、見ごろを迎えます。4月には、豊臣秀吉が行った“醍醐の花見”にちなんだ“豊太閤花見行列”が催されます。京都市醍醐寺桜は、枝垂れ桜・ソメイヨシノ・山桜・八重桜など様々です。
春の花見は、私たち日本人にとって、とても馴染の深い行事であり、また大切な和(輪)の心を育むものでもあります。歴史ある京都市醍醐寺桜には、私達を惹きつけてやまない魅力があります。もし未だ醍醐寺を訪れていない人がいるのであれば、ぜひ一度、醍醐寺を訪れて、優美なる時間を感じて頂きたいと思います。春は出会いや別れの季節であり、また生命の誕生を感じられる季節でもあります。そんな春の旅は、古都・京都へ。そして京都市醍醐寺桜の美しさを、身体全体で感じましょう。
(アクセス)
JR京都駅から、JR琵琶湖線または湖西線約5分で山科駅。
京都市営地下鉄東西線に乗り換え、約8分の「醍醐駅」で下車。
JR奈良線・六地蔵駅、京阪六地蔵駅で地下鉄東西線に乗り換え、
約4分の「醍醐駅」で下車。2番出口より東に徒歩10分、
または駅ビル「パセオダイゴロー」2階より、通路東に徒歩10分。
バス停「醍醐寺」下車・京都駅八条口から
ホテル京阪前(山急醍醐寺ゆき乗り場)所要時間:約30分
* バス停「醍醐三宝院」下車
・JR山科駅から
1番乗り場(22,22A系統乗車)所要時間:約20分
世界遺産 京都醍醐寺のホームページ