ガンバ大阪 新スタジアム
昨年のサッカーに関するニュースの中で、ガンバ大阪新スタジアムの起工式が行われたというものがあります。このガンバ大阪新スタジアムは、現在使用している万博記念競技場に代わるスタジアムとして、長年建設が望まれていたもので、完成すれば4万人が収容できるサッカー専用スタジアムとなるはずです。もちろん国際大会にも対応できるものになっていますので、ガンバ大阪新スタジアムは大阪でのいろんな大会に使用されることが考えられているのです。
さてこのガンバ大阪新スタジアムですが、日本で初めての取り組みとして、寄付金で作られることが決まっております。もちろん個人だけではなく、企業からも寄付金を募っていますし、スポーツ振興くじからの支援もありますが、110億近くの建設費を個人と企業から集めることが目標とされています。元々サッカーは地元密着型で展開されていますので、ガンバ大阪新スタジアム建設へのこの取り組みが、新しいスタジアム建設の一つの方法になるかどうかが注目されています。
なおガンバ大阪新スタジアム建設において、もし寄付金が目標に届かない場合には、スタジアムの設備を簡素化して建設されることが決まっていますが、すでに83億以上の個人と企業からの寄付金が集まっているのです。寄付金の目標まで残り30億を切ったのですが、ガンバ大阪自体がJ1に復帰することが決まりましたし、起工式も終わりましたので、ガンバ大阪新スタジアムへの寄付金がこれから増えていくものと想定されているのです。
またガンバ大阪新スタジアムが使われる一つの目的として、2020年に開催が決まった、東京オリンピック時のサッカー会場の一つとしても考えられています。これはサッカーを開催する会場を増やすという目的が一番大きく、それにより日程面で余裕が出てくるためなのです。元々コンパクトな運営を目指している東京オリンピックにおいて、既存施設をどれだけ使えるかが重要なポイントですので、ガンバ大阪新スタジアムが使えるのであれば、このコンセプトに合致するわけなのです。
こうしたいろんな新しい取り組みや利用方法が大きく伝えられているガンバ大阪新スタジアムですが、特に個人の寄付金を中心に建てられることもあって、このスタジアムをメインとして利用するガンバ大阪自体の奮起が今まで以上に求められるのです。J1に復帰したガンバ大阪は、このガンバ大阪新スタジアムにふさわしい、関西でのビッククラブとしての戦いぶりが、とても注目されますし、サポーターの注目も今まで以上に集めるのが、2014年シーズンでもあるのです。