大阪人の特徴と地域性

大阪の中心地大阪市をはじめとし、大阪には独特の雰囲気があります。大阪市だけでも北区と中央区、いわゆるキタとミナミでは雰囲気が違います。大阪駅、梅田駅周辺の北区は上品な雰囲気で売っているものも高級品という感じがあり、商業施設をはじめ、大きな企業の本社もたくさん集まっています。

難波を代表するミナミは庶民的で親しみやすい感じがあります。大きな商業施設もありますが、個人の店が立ち並ぶ商店街も毎日にぎわっているところです。

大阪市にはもう一つ、有名な天王寺というところもあります。天王寺は大阪でも下町という感じで人情味が溢れる町で、昔からその町に住んでいるという人も多い町です。そして商業施設も現在さらに増えてきましたが、名前の通り大きなお寺も多い所です。

そのような大阪ですが、全国から見ても大阪人には独特の雰囲気があります。広い範囲では色々なカラーがありますが、全体的に共通していえるのは、親しみやすく、ユーモアのある人が多いということです。ではなぜ大阪にはユーモアのセンスがある人が多いのでしょうか。
大阪は笑いの聖地とも言われています。それはお笑いの元である落語が発達してきたことに原因があるのではないでしょうか。

落語は江戸と上方で発達してきました。江戸落語では人情話でお客さんを惹きつけるのですが、上方落語はオチでお客さんを笑わせてきたようです。大阪の上方落語は道端などに小屋を建てて、道行く人に聞いてもらっていたそうなので、瞬間瞬間で人の耳を楽しませることが必要になってきます。お囃子などの効果音もつけて派手に、笑いを取ってきたという落語の歴史があるのです。そのような上方落語をメディアなのでも聞いて育った人が受け継いでいき、どんどん広がっていったのでしょう。
それから吉本新喜劇や松竹新喜劇など、お笑いのメッカとなっていき、それをテレビなどで見ているうちに庶民の中でもユーモアのある人たちが多く育っていったのです。もちろん大阪の人みんながそのような人ではありませんが、関西弁も手伝って、親しみやすい感じがし、ユーモアのある人が人気を得ているようです。そして大阪だけではなく、その周辺の人たちも同じような感性が広がっているのです。

今では漫才で言う「ノリと突っ込み」を一般庶民も日常生活において披露している人も多いのです。道を歩いていても、電車に乗っていても大阪の人の会話が聞こえてくると、自然と笑えてくることもよくある楽しい人たちの多い地域です。

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