上方落語寄席の定席 天満天神繁盛亭 料金とアクセス

大阪市北区天神橋二丁目に関西で60年ぶりの復活となる落語専門の寄席が、2006年9月15日にオープンしました。天満天神繁盛亭といいます。
大阪天満宮界隈にはかつては8件もの寄席がありましたが、戦後次々と姿を消していました。だから寄席の復活は、大阪の噺家たちの長年の悲願でした。
繁盛亭ができた時には当時の桂三枝(六代目桂分枝)さんたち落語家は
 「大阪で唯一の落語の定席ができた」と泣いて喜んでいたようです。

初めは天神橋筋商店街で落語会を開く予定だったのが、定席の寄席を造る話が持ち上がったことがきっかけで進められました。設立への反対意見もありましたが、用地は大阪天満宮の宮司により無料で提供され、建設費用は繁盛亭建設募金などのおかげで集まり、建設される運びとなったわけです。
繁盛亭には上方落語隆盛の時代の象徴である「赤い人力車」と明治時代の様式の「黒い屋根つきの郵便ポスト」が飾られています。
 繁盛亭は毎日落語を中心に、漫才や俗曲などが毎日行われています。
朝席、昼席、夜席と三部に分かれて寄席が行われています。
朝席は毎日ではなく、土日祝日などに行われています。主な出演者は笑福亭松鶴一門、森乃福郎一門、桂米朝一門、橘ノ円都一門、桂文枝一門、桂春団治一門、露の五郎兵衛一門、林家染丸一門です。ベテランから若手までの様々な落語家やマジック、漫才師、太神楽なども登場します。独演会や一門会もあります。
出演者のスケジュールはホームページでも見ることができます。昼席は毎日一時から四時ぐらいの時間で行われていて、料金は一般のお客様で前売りなら2000円、当日は2500円です。前売り券はチケットぴあやサークルKサンクス、繁盛亭の窓口で購入することができます。
夜席は時間や料金は日によって違うのでホームページや電話で調べることが必要です。交通アクセスは大阪市営地下鉄谷町線と堺筋線の「南森口駅」から徒歩3分、JR東西線なら「大阪天満宮駅」から徒歩3分、JR「天満駅」からなら徒歩15分の所で、大阪天満宮の敷地内北側に位置します。大阪天満宮や天神橋筋商店街も一緒に楽しめるところです。

繁盛亭は清潔感があり、演者と親近感がわくところです。あまりまだ知られていなく芸もまだあまり上手でないような新人の落語家さんの貴重な発表の場でもあります。繁盛亭で間近に見たその落語家さんたちが上手になり有名になっていくのが今後楽しみになり応援したくなることでしょう。
それも大阪ならではの魅力でもあります。
   http://www.hanjotei.jp/

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