京都伏見稲荷大社は初詣関西圏最多参拝者。時間とアクセス
関西でもNO.1の初詣スポットは、言わずとも知れた京都の伏見稲荷大社でしょう。
京都市伏見区にあります。近畿地方の社寺で最多の参拝者を集め、全国でも五指に入ります。
式内社(927年にまとめられた、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧のこと)二十二社(上七社)の一社で旧社格は官幣大社ですが、現在は神社本庁に属していません。稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体を神域としています。
全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社と非常に格式の高い神社です。
主祭神は、宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ)で
配神が佐田彦大神大宮能売大神田中大神四大神 (しのおおかみ)です。
稲荷神が農業の神であるために、五穀豊穰・商売繁盛・交通安全といったごりやくがあるとされています。
伝えられる歴史は、和銅年間(708 - 715年)伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受けて伊奈利山(稲荷山)
の三つの峯にそれぞれの神を祀ったことに始まります。
応仁の乱の戦渦が去った15世紀後半には、神仏習合の下に伏見稲荷本願所に真言宗東寺の末寺の愛染寺が神宮寺として建立されたため、
稲荷山では仏教系の稲荷として荼吉尼天も礼拝され、また愛染寺が伏見稲荷大社の社殿造営や修復、勧進、出開帳を管理していた。
しかし、明治維新の神仏分離・廃仏毀釈によって1868年(慶応4年)に愛染寺や社内の仏殿、本殿内の仏像類は廃された。
ただし、祭礼時の東寺神供だけは現在も残っている。とあります。
明治4年(1871年)には近代社格制度のもとで官幣大社に列格するとともに正式社名を「稲荷神社」とし「官幣大社稲荷神社」となりました。
しかし戦後昭和21年(1946年)に神社本庁とは独立した単立宗教法人となりました。
これは神社本庁が伊勢神宮を本宗とするのに対し大社側として別の見解を取ったためで、神社本庁との関係は良好である。
宗教法人化とともに社名を「伏見稲荷大社」と改称したが、これは近代社格制度の廃止に伴い、そのままでは社名が単に「稲荷神社」となって、
他の多くの稲荷神社と混同することを避けるためである。とあります。
稲荷山には信者から奉納された約1万基の鳥居があり、特に千本鳥居と呼ばれる所は狭い間隔で多数建てられ名所となっています。
鳥居を奉納する習わしは江戸時代に始まりました。
【祭事】
1月1日には、朝6時から本殿で歳旦祭が執り行われます。
WEBサイトによると、
新年を寿ぎ国家の安泰と一年の無事平穏を祈るお祭で、
祭典が終わると宮司以下の神職は境内にある各摂末社を巡拝、続いて社務所正庁の間で新年拝賀式を行います。
とあります。
【案内とアクセス】
交通案内 JR 稲荷駅下車すぐ 市バス 稲荷大社前下車 徒歩約7分 京阪電車 伏見稲荷駅下車 徒歩約5分
駐車場情報 バス20台分 無料(境外)
乗用車170台分 無料(境内)
(但し参拝者のみ)
車椅子による見学 可
本殿までは参拝可能
拝観・開館時間 8:30~16:30
休日・休館 年中無休
料金 一般参拝は無料(但し、ご祈祷拝受は有料)