住吉大社 初詣 宮参りアクセス
住吉大社は、大阪市住吉区住吉にある人気の神社です。そもそも、この住吉は”スミヨシ”と読みますが、古くは”スミノエ”と読んでいたようです。このスミノエの”エ”は、
大阪で良いことを、”ええ”という事とと同じで、神様が”住むのに良い”土地という意味があるようです。ここで少し、大阪で一番人気の高い住吉大社について勉強しようと思います。
多少の知識をもって神社に行くと、また違った見方が出来て楽しいものです。住吉大社は、摂津国の一宮とされ、二十二社のうちの一つです。二十二社というのは、朝廷から特別の待遇を受ける神社の数に所以しています。また、全国に2300社ある住吉神社の総本山として、大阪以外の全国から参拝に来られる方達で賑わっています。
大阪の方たちからは”スミヨシサン””スミヨッサン”と大阪らしさを感じる、親しみをこめた呼び名で呼ばれています。
主祭神は4柱。
底筒男命(そこつつのをのみこと) 中筒男命(なかつつのをのみこと) 表筒男命(うはつつのをのみこと) 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
住吉大社は海の神としての信仰があります。その理由は諸説ありますが、ひとつは住吉大社を祖とする一族として住吉海人族の存在があります。
九州を拠点として古来から海上交通、漁業に携わってきた一族ということ。主祭神の3柱、底筒男命、中筒男命、表筒男命つまり住吉大神が、海の中で禊を行った後にお生まれになったということです。海は、生命の源であるので、まさに”生命”そのものを守って下さる尊い神様と呼べるでしょう。
【アクセス】
(公共交通機関)
南海鉄道 南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
阪堺線 「住吉公園駅」から徒歩2分
(自動車など)
北方面からの場合
北方面から阪神高速15号堺線に入り「玉出」出口下車直進。新回生橋交差点左折、塚西交差点を右折し、路面電車沿いを約3分、南下。
南方面からの場合
阪神高速道路4号湾岸線「大浜」出口下車。26号線を北上し、浜口交差点で右折、長居公園通を東に直進、安立1交差点を左折し直進後、路面電車沿いに合流後すぐ。
ところで大阪には、海や水に所以している地名がたくさんありますよね。海の神様が鎮座している雰囲気を感じます。そして、参拝の際に是非良く見て頂きたいものが、江戸時代、文化7年に国宝に指定された、本宮の建築様式”住吉造り”です。
伊勢神宮の、”唯一神明造り”、出雲大社の”大社造り”についで古風を伝えるものです。
大阪には、他にも人気のパワースポットと呼ばれる神社があります。住吉大社の最寄駅から、電車で30分程行くと、”おもかる地蔵尊”のある四天王寺もあります。お地蔵様の前でお願いをし、お地蔵様を持ち上げてみて、軽ければ願い事が叶うとされ、重たければ、まだその時期ではないとの事。この地域は”天王寺エリア”と呼ばれ公園、美術館、動物園等様々な施設があり、大阪の人気観光スポットとされている。神様にとってお正月というものは大変大切な時期で、その時期に参拝に行く初詣という行事は大事にしたいものです。今年の初詣の時期も例年同様混雑するかと思いますが、友達、家族、カップルみんなで楽しめる天王寺エリア~住吉大社までのコースで良い一年を大阪からスタートして欲しいと願っています。