京都 北野天満宮 学業成就お守り アクセス
学問の神様として広く知られているのが、北野天満宮です。京都市上京区にあります。
一般的に天神さんと呼ばれ福岡の太宰府天満宮や大阪天満宮と共に天神信仰の中心で、当社から全国各地に勧請が行われて、全国各地には菅原道真公をおまつりした神社が、およそ一万二千社とも言われ、その多くはこの北野天満宮から御霊分けをした神社だそうです。
平安時代中頃の天暦元年(947)に、京都に住んでいた多治比文子や近江国比良宮の神主神良種、北野朝日寺の僧最珍らが、今の場所に神殿を建て、菅原道真公をおまつりしたのが始まりとされます。
室町時代、禅僧の間で、文学神として菅公の信仰が広まりました。
京都の東福寺開山聖一国師が宋から帰朝、博多の崇福寺に住した時、道真公が出現、禅を問うたそうです。国師が「我は入宋して仏鑑を師と仰いだ、この人に参禅するように」と答えると、道真公は即日、仏鑑にまみえ、衣鉢(奥儀)を受けたという説話があります。
時代は下って、天正15年(1587)豊臣秀吉公が北野天満宮境内で北野大茶湯を催した故事に因んで、今も毎年献茶祭が執り行われます。
また、出雲の阿国が初めて歌舞伎踊を演じたとの記録もあり、古くから舞楽などの催しがありました。また近年には、落語発祥の地としての碑も建立されました。
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御祭神の菅原道真公は、五歳で和歌を詠み、11歳で漢詩を作り14歳で天才と賞賛され、後には「文道の太祖・風月の本主」と仰がれたそうです。
そして江戸時代に寺子屋が庶民の教育機関として普及する中、学問の神として広く信仰されるようになり、寺子屋などで当社の分霊が祀られ、学業や武芸の上達を祈念し、そして毎月25日には「天神講」が行われ書道の上達と学業成就を祈りました。
そして菅原道真公は人々に「文道の大祖・風月の本主」と仰ぎ慕われ、学問の神様としての信仰が今に受け継がれているのです。
御祭神菅原道真の誕生日が6月25日、逝去の2月25日に因み毎月25日が御縁日となり夜間は境内はライトアッップされます。
特に1月25日の初天神には、受験を控えた受験生で賑わい名物の梅の花の蕾も少しほころび始めます。
因みに梅花祭が2月25日道真公の命日に行われます。鳥羽天皇天仁2年(1109)2月25日にこの祭典が行われた記録が残っていることから約900年もの古い歴史を持っています。
【アクセス】
名神高速道路南インター又は東インターより約30分
JR京都駅より市バス50・101系統JR・地下鉄二条駅より市バス55系統
JR円町駅より203系統
地下鉄今出川駅より市バス203系統
京阪出町柳駅より市バス203系統/京阪三条駅より市バス10系統
阪急四条大宮駅より市バス55系統
京福電車白梅町駅より徒歩5分
いずれも北野天満宮前下車すぐ