レインボーブリッジに興味のある方
レインボーブリッジは、東京都港区芝浦地区と台場地区を結んでいる有名な吊り橋のことを言いますが、1993年8月26日に開通しました。千葉方面や神奈川方面から都心へ向かう交通を分散させ渋滞改善と共に、開発の進められていた東京臨海副都心と、既存都心部を結ぶために建設されました。レインボーブリッジの愛称で大変親しまれておりますが、正式名称は東京港連絡橋と言います。レインボーブリッジの名前は、一般の公募によって決められたと言われております。
レインボーブリッジの橋梁としては、陸上部439メートルで海上ループ部が1026メートルから出来ている芝浦側アプローチ部1465メートルと、吊り橋部918メートルと、海上部905メートルで陸上部462メートルで出来ている台場側アプローチ部1367メートルが一体で建設されたと言われております。通常は吊り橋部からアンカレイジ部を除いた吊り橋本体の798メートルをレインボーブリッジと呼んでいることが多いようです。
レインボーブリッジ周辺はデートスポットとしても大変人気の高いエリアですが、海と立ち並ぶビルのイルミネーションなど夜景の眺望がとても素敵であることから渋滞することが多いと言われております。レインボーブリッジの構造についてですが、東京港第一航路をまたぐということもあり、中央径間長570メートル以上、桁下クリアランス50メートル以上を確保する必要があり、羽田空港の制限表面にかかるために構造物の高さを東京湾平均海面にも規制があります。
レインボーブリッジはさまざまな諸条件を勘案し、さらに景観の条件を勘案した結果航路部分を吊橋にすることとなり、前後を高さを稼ぐための1キロメートルを越えるアプローチ部にすることとなりました。臨港道路やゆりかもめの芝浦側アプローチはループ橋となっており、台場側のアプローチ部は水深部10メートルの海中に銅管矢板基礎を打ち込んで、そこから橋脚を立ち上げるという工法をとっていると言われております。レインボーブリッジの下層の両外側には歩道がありますので、歩いて渡ることが可能です。
レインボーブリッジは日没後にライトアップがおこなわれており、2005年10月1日には首都高速道路公団が株式会社化されるということを記念して、9月30日の日没から翌日の日の出までの間、一夜限りですがレインボーブリッジに虹色ライトアップがおこなわれました。民営化されてからは、クリスマスや年明けなどにライトアップがおこなわれるようになりました。機会があればお台場辺りやレインボーブリッジ周辺を訪れてみてください。